
東京都足立区でコーヒー生豆卸などを手がける「ユーエスフーズ」は、静岡県沼津市の「ソーイ」とコラボレーション。
11月29日(土)に北綾瀬の「しょうぶ沼公園にて開催される、足立区主催のSDGsイベント「ぐるぐる博 in 来た!アヤセ 2025 良人良店」に、「あだち ぐるぐるコーヒー プロジェクト」として出店する。
持続可能なまちづくりを目指し「ぐるぐる博」を開催
足立区は、2022年5月に「SDGs未来都市」に選定され、綾瀬エリアを舞台に地域のチャレンジ性を高め、活力にあふれた持続可能なまちづくりを進めている。その取組みの一つとしてはじめた、地域と一緒に作り上げるイベント「ぐるぐる博」を開催している。
「ぐるぐる博」は、「良人良店」をテーマに、地域で「何かやってみたい」人が集まり、自分の好きなこと・得意なことを通じて、来場者に「想い」を伝えるイベント。その場に集った人たちの出会いが次のチャレンジに繋がっていき、循環(ぐるぐる)をつくることを目指している。
コーヒー抽出カスでローカルな循環型経済を実現

「あだち ぐるぐるコーヒー プロジェクト」では、今まではほとんどが捨てられていたコーヒー抽出カスを、ソーイの技術によりコーヒーペーストに生まれ変わらせ、地域資源の循環を促すローカルなサーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現を目指している。
足立区で活躍するコーヒー店より、「コーヒーグラウンズ」と言われるコーヒーの抽出カスを回収し、300年の発酵技術を持つソーイの特許技術 UP0TECHを活用し、コーヒーペーストに加工。今回は、それを使用した新しいお菓子や飲料を開発して同イベントで販売する。
「コーヒーグラウンズ」から生まれたドリンクや焼き菓子

画像はイメージ
会場では、足立区のコーヒー店より回収した「コーヒーグラウンズ」を加工したコーヒーペーストを使用したドリンクを販売。「コーヒーグラウンズ」を提供している店舗は、「Tama Coffee Roaster」「となりのコーヒー」「ゆるり珈琲」「BLACK SLOTH COFFEE」「BASE cafe & bar」。「コーヒーグラウンズ」でできた飲み物はどんな味がするのか、試してみよう。
コーヒーペーストを使用したお菓子は、足立区にて飲食店を多数展開する明珠が手がけるパティスリー「わかば堂製作所」のパティシエールが全面協力して開発。初めて扱うコーヒーペーストで繰り返し試作を実施し、自信作の焼き菓子が誕生したという。
また、コーヒーが抱える問題とサーキュラーエコノミーについての展示も行われる。コーヒーにおける究極のサーキュラーエコノミー実現に向けて、ソーイの石垣社長から話を聞くことができるという。
体験型コーヒーイベントも同時開催


さらに、足立区内の団体・企業とともに体験型コーヒーイベント「COFFEE TOWN ADACHI」が、2024年に引き続き同時開催される。
「コーヒーってなに?」「どうやってできるの?」という疑問を、子どもから大人まで楽しみながら体験できるイベントだ。

「体験コーナー」では、茶色い液体「コーヒー」になるまでを、自分自身で体験できる。色々な生産国のコーヒー生豆を手回し焙煎機で自分で焙煎し、それをその場でドリップして飲むこともできる企画だ。
足立区内のコーヒー自家焙煎店の出店コーナーは、2024年より規模を拡大し、足立区のコーヒーを盛り上げている7店舗が集結する。
コーヒーがつなぐ素敵な出会いを

ユーエスフーズは、「コーヒーがつなぐ素敵な出会いを、次の世代に」をスローガンに「えがお for ザ プラネット」の活動を行っている。
コーヒー生産国の抱える課題解決に取り組む「えがおプロジェクト」と「えがお商品」の紹介、コーヒーを通じて世界が抱える課題を知る「珈育(コーイク)」や「コーヒージャーナル」の提供、コーヒーを通じて社会課題に向き合おうとする前向きなコーヒーファンが、同じ思いで課題に向き合うコーヒー店を見つけることができる「えがお商品取扱店舗」登録の提供などを行っている。
「ぐるぐる博 in 来た!アヤセ 2025 良人良店」で、「コーヒーグラウンズ」から生まれたドリンクや焼き菓子をチェックしてみては。
■ぐるぐる博 in 来た!アヤセ 2025 良人良店
開催日時:11月29日(土)10時〜15時 ※小雨決行・荒天中止
会場:しょうぶ沼公園
住所:東京都足立区谷中2丁目4番1号
料金:入場無料・申込不要
「COFFEE TOWN ADACHI」公式Instagram:https://www.instagram.com/coffee_town_adachi
「えがお for ザ プラネット」公式HP:https://www.egao-fortheplanet.com
(山本えり)